どんなことにお困りですか?

下腿

シンスプリント

症状

  • すねの痛み
  • 走ったり、ジャンプすると痛い

走りこみやジャンプが多いスポーツに多い

なぜ痛くなる?

すねの下にはヒラメ筋、長趾屈筋、後脛骨筋など足首の上げ下げに関わる筋肉が膜のようについているため、ランニングやジャンプ動作に伴って、その部分に張力と圧迫力が交互に加わり炎症が起こると考えられています。

また偏平足などや、さらにはグラウンドや体育館の床の硬さの問題など様々な要因が関連しています。「疲労骨折」と鑑別するためにMRIが必要となることがあります。

当院の治療

  • 投薬によって患部の炎症を抑えます。
  • 拡散型圧力波治療器「ショックマスター」により細胞を活性化して、組織の自己再生・治癒(回復)力を促進させます。
  • 物理療法により筋肉の緊張を取ります。
  • 運動療法により筋肉を柔軟に鍛えます。
  • スポーツ指導によりフォーム・練習状況についてチェックします。

アキレス腱周囲炎

症状

  • アキレス腱やアキレス腱の周囲の痛み
  • ランニング・ジャンプ時の痛み
  • 腫れている!

なぜ痛くなる?

アキレス腱は、下腿の「腓腹筋」と「ヒラメ筋」の筋力をかかとの骨に伝える強靱な腱です。ランニングやジャンプ動作の時に足首に力を伝達するように働きます。そのため、運動量が増加すると、その分アキレス腱の負担も大きくなり炎症を起こしてしまいます。そのストレスでアキレス腱にわずかな断裂が生じることで起こります。

使い過ぎると柔軟性が低下し硬くなり、アキレス腱を急に伸ばした時(ランニングやジャンプ動作をした時)にアキレス腱にごく小さな断裂が生じたり、腱膜に炎症を起こします。

動き始めに痛く、そのうち痛みが軽く場合が多く見られます。

当院の治療

  • 投薬注射によって関節の炎症を抑えます。
  • 拡散型圧力波治療器「ショックマスター」により細胞を活性化して、組織の自己再生・治癒(回復)力を促進させます。
  • 物理療法により筋肉の炎症を抑え、緊張を取ります。
  • 運動療法により筋肉を柔軟に鍛えます。
  • テーピングにより動きを制限する。
  • スポーツ指導によりフォーム・練習状況についてチェックします。

脛骨疲労骨折

症状

  • 初期は下腿の痛みが運動中に生じますが、進行すると安静時痛を伴うこともあり、歩行困難となる場合があります

ランニングやジャンプなどの運動動作によって生じることが多く、成長期から青年期に好発します。

なぜ痛くなる?

疲労骨折は、健常な骨に微小な外力が繰り返し加わることが原因で生じます。わずかな亀裂から徐々に亀裂が拡大し。最終的には完全な骨折になることもあります。

診断

初期はレントゲンで写らないことが多いため、MRI検査で確定診断します。

当院の治療

  • 疲労骨折の治療は、基本的にはスポーツを中止して安静を図ることで自然治癒することが多いため早期診断が重要です。
  • レントゲンMRIで回復が見られれば徐々にスポーツ活動を許可します。
  • 完全骨折に至った場合や転移が大きい場合には手術になる可能性があります。
  • 疲労骨折を繰り返す場合があるのできちんと早期診断・早期治療を行いましょう。

アキレス腱断裂

症状

  • 受傷時に、「ふくらはぎをバットでたたかれた感じ」、「ボールがふくらはぎに当たった感じ」などの衝撃を感じます
  • 断裂したときの音を自覚することもあります
  • 受傷直後は歩行困難となりますが、しばらくすると歩行可能となります
  • 歩行可能な場合でもつま先立ちができないのが特徴です

なぜ痛くなる?

アキレス腱断裂は、ダッシュ、ジャンプなどの動作でふくらはぎの下腿三頭筋が急激に収縮したり、引き伸ばされるときに発生します。

腱の変性・老化が基盤にある場合が多く、30~50歳のスポーツ愛好家に好発します。

診断

アキレス腱の断裂部に陥凹を触れます。つま先立ちができません。

当院の治療

  • 治療には、ギプスや装具を用いる保存療法(手術をしない方法)手術療法があります。担当医とよく相談して決めます。
  • 完全にスポーツに復帰するには最短でも6カ月はかかります。